まだまだ参考となるエピソードもたくさんあるのですが、書面の都合上これくらいにします。最後に幾つか経験者からのアドバイスをお伝えしたいと思います。
◆転職は可能な限り現職中に次を決めることが重要です。誰が見ても欲しいと思われる優秀なエグゼクティブやヘッドハンティングから内密にトップクラスのポジションを打診されるレベルの人はともかくとして、通常ありえる話では退職した後では不利になることのほうが断然現職よりも多くなります。退職前は気持ちにも余裕がありますし条件等も優位に進めることができます。
◆信頼できるサーチ会社のコンサルタントとめぐり合うことが重要です。先にも触れましたがこれまで私がお会いしたコンサルタントの方は総勢で約60人ですが、適切なアドバイスをくれて本人の適正にあった案件を紹介してくれる人は私の場合で3人でした。紹介、引き抜きなどで転職する場合を除き一般的にはサーチ会社の紹介で動くというのが通常です。したがって信頼できる方とめぐり合うことは重要なのです。自分の職務経歴書をあちこちにばら撒くようなところは充分注意してください。アンテナを広げる際には信頼できる人から紹介してもらいまたそこから紹介といった遣り方が良いと思います。
◆次が決まるまでは早ければ早いほど言いに越したことはありませんが、数ヶ月(3−6ヶ月)は覚悟して望むべきです。現状から言うと同じような環境の人は予想する以上に多くいます。また世の中には自分より優秀な人(優秀とは実力、経験、実績を持って優秀という場合とMBAなどの資格、英語堪能といったResume上の優秀がありますが採用側はきれいなResumeが一般的に優先されます)は想像以上に多いということを実感してください。現在のポジション、年収、権限等は勿論今まで実績に基づいていますが、方や長く経験、勤続していることの結果でもありますから。
◆転職活動を始めていくと最初のうちはサーチ会社やコンサルタントとの面会で忙しくなるのですがそのうち面接でもないと時間をもてあそぶ事になりますし、『待ち』の状態が続きます。したがって“やること”を見つけてください。自分の場合は英語の勉強で週に3−4日スクールに通い、日経などでこれはと思ったセミナーに幾つか参加しました。
◆転職を決意して当初の気持ちを持ち続ける事は大変困難です。私はスポーツジムに可能な限り通っています。トレーニングで気持ちを高ぶらせて、“絶対にあきらめないぞ!!”と自分を奮い立たせてください。絶対お勧めです。自分は必ずいい会社にめぐり合うという強い意志を持ち続ける事はその人の態度、顔つき、健康状態に表れます。
いろいろと思い付くまま書いてきましたが、結局思うことは、人間の人生は一回です。その大方をわれわれは『仕事』を通して社会と係り、社会経済の発展にに貢献し、家庭を築き、自分自身成長して行く訳です。やりたい仕事を充実感を持ってやることは何をおいても大切です。
私自身多くの人から辞めることはないと言われましたが、自分自身がやりたいことを出来ずにいる事にはどうしても満足できなかったので転職を決意したわけですが、決して後悔はしないでおこうと決意しています。岐路に立ったとき迷います、がしかし、決断は自分しか出来ませんし決断したら、後悔しないこと、これに尽きると思います。
実のところ次が決まった時点では安心もし、喜びましたがそれはほんの一瞬でした。期待されて採用してもらった会社の事業拡大への貢献への気持ちで身が引き締まる思いで入社日を迎えようとしています。本当の意味で転職を今回始めて味わったわけですが、多くのアドバイスにある様に転職を決めることではなく入社後の実績作りが本当の意味でのチャレンジであると実感している今日この頃です。
皆さん地に足をつけて決してあきらめずに乗り切ってください。